太郎は姫のところへ行き、「ここへ来てから七日がたちました。そろそろ家へ帰らなければなりません。いろいろありがとうございました」と言いました。姫は、「本当はずっといてほしいのですが、帰るならこの箱をお持ちください。ただし、何があっても開けてはいけません」と言いました。太郎は箱を受け取り、再び大きな亀の背に乗りました。— 7 —
浜辺に着いてあたりを見回すと、太郎は何かがおかしいと感じました。そこは自分の村のようでしたが、道も家も記憶とは違っていました。通りかかった村人に、「浦島太郎の家を知りませんか」と尋ねると、村人は、「浦島太郎? 知らないね。ただ百年前に、そんな名の若者が海へ出たまま戻らなかったと聞いたことがある」と答えました。— 8 —
浜辺に着いてあたりを見回すと、太郎は何かがおかしいと感じました。そこは自分の村のようでしたが、道も家も記憶とは違っていました。通りかかった村人に、「浦島太郎の家を知りませんか」と尋ねると、村人は、「浦島太郎? 知らないね。ただ百年前に、そんな名の若者が海へ出たまま戻らなかったと聞いたことがある」と答えました。